焼津信用金庫様 本部社屋

レンガタイルの外壁

平成19年5月1日。
焼津信用金庫様の創立100周年事業の一貫として計画された、新本部社屋の完成記念式典が執り行われました。

この建物は、伝統を大切にしつつ未来を指向するといったコンセプトで設計されております。

●焼津伝統の氷庫を模したレンガタイルの外壁 
●八丁櫓(一槽の船に7本の櫓しか許されていなかった時代に、徳川家康の特別の配慮により 焼津の漁船のみ8本の櫓を使用することが許され、その船足は他国のスピードを圧倒したという由来がある)に見立てた、8本の柱に支えられている車寄せの庇(ひさし)

玉砂利に覆われた焼津の海を表現した中庭

●ガラスに囲まれた透明感溢れるエレベータ
●プレキャスト(工場製作)のPC(プレストレストコンクリート:縮もうとするコンクリートに対して予め逆方向の力を加えることでひび割れ等を防ぐと共に、薄くて美しい部材を作ることができる工法)を多用した、シンプルな外観
●舟を漕ぐ櫓を表現した階段の手すり
等の歴史と伝統を表現した部分と
●ガラスに囲まれた透明感溢れるエレベータ
●プレキャスト(工場製作)のPC(プレストレストコンクリート:縮もうとするコンクリートに対して予め逆方向の力を加えることでひび割れ等を防ぐと共に、薄くて美しい部材を作ることができる工法)を多用した、シンプルな外観

歴史と伝統を表現した部分と近代的なデザインが見事に調和しています。

近代的なデザインが見事に調和

この設計を実際の建物として実現するためには様々な困難を乗り越える必要があり、工事は難航を極めましたが、職人さん達の頑張りもあって、何とか工期内の完成を迎えることができました。

そしてこの苦労も、完成記念式典での鈴木理事長の温かいお言葉に加え、感謝状までお贈りいただいたことで、今では良き思い出です。

これからは、この建物のメインテナンスを通じて、お客様の満足に貢献していきたいと思います。