土木(Civil Engineering)

橋本組が誇る土木技術

社会基盤を支え、安全・快適で美しい街づくりへ

土木工事は、国土や地域の社会インフラを整備し、市民の生活を根幹から支える重要な仕事です。私たち橋本組は、信頼される確かな技術で、安全性の高い構造物を提供することを使命としています。
道路・橋梁・トンネル・空港・水道施設・土地造成・区画整理・砂防・河川・海岸など、数多くの公共工事において長年の実績を重ねてきました。さらに、宅地造成、舗装、駐車場整備、造園、外構など、民間工事においても幅広いニーズに応え、高い評価をいただいています。
加えて、自然災害時の緊急対応や、防災・減災に向けたインフラ整備にも積極的に取り組み、地域社会の安全に貢献しています。
技術面では、ICT(情報通信技術)を活用したドローンによる測量や、ICT建設機械による精密施工を導入。常に探求心を持ち、より高い安全性と品質の実現を追求し続けています。

土木設計・施工管理

公共・民間問わず、選ばれる技術と信頼の実績

橋本組では、公共工事はもちろん、民間土木工事においても「橋本組に頼んでよかった」と感じていただけるよう、確かな品質管理と徹底したコスト管理を徹底しています。さらに、安全な工程管理の実施や、新技術・新工法の研究・導入にも日々取り組んでいます。
現場を知り尽くした経験豊富な技術者たちが、施工条件や周辺環境をもとに、安全・品質・工程・出来形といった多角的な視点から施工計画を立案。検討結果に基づき、最適な対応策を講じながら、的確かつ柔軟な施工管理を行っています。

民間工事

多様なニーズに応える柔軟な対応力と確かな技術

橋本組は、工事の規模を問わず、さまざまな民間工事に対応しています。敷地整備や舗装工事はもちろん、駐車場のライン引き・改修工事、場内の舗装工事なども安心してお任せください。
豊富な施工実績と長年にわたって培ってきた信頼される技術力により、お客様の多様なご要望に的確にお応えしています。こうした取り組みが多くのご評価をいただき、民間工事においても厚い信頼を築いています。

公共工事

地域社会を支えるインフラ整備に、先進技術で貢献

橋本組の土木工事部門では、ICT(情報通信技術)などの先進技術や新工法を積極的に導入し、より効率的で高品質な施工を追求しています。
これまでに、道路、河川、橋梁、上下水道、公園整備など、多岐にわたる官公庁発注の公共工事を数多く手がけてまいりました。地域の安心・安全を守る社会基盤づくりに貢献するとともに、時代のニーズに応える持続可能なインフラ整備を実現しています。

港湾・海岸工事

大型クレーン船を駆使し、港と地域の安全を支える

静岡県には国内有数の港湾が複数あり、橋本組では、これらの港を支える港湾関連施設や防波堤の築造工事、周辺の環境整備工事を多数手がけています。
自社所有の280トン吊りクレーン船を駆使することで、大型構造物の施工や海上での精密な作業にも対応可能。高度な技術と豊富な実績をもとに、安全性と機能性を兼ね備えた港づくりを実現しています。

ICTでつなぐ、安全で生産性の高い現場の実現

リアルタイム情報で、現場がもっと効率的に

ICTを活用することで、現場の施工進捗や作業状況をリアルタイムで把握できるようになり、ミスの削減やコストダウンに直結します。必要な情報を必要なときにすぐ確認できる環境を整えることで、迅速な意思決定が可能になります。
さらに、作業項目や現場情報を一元管理することで、無駄な作業時間や移動の手間を省き、業務全体の効率化を実現します。安全性の向上とともに、生産性の高い現場運営を支える重要な仕組みです。

ICT技術の全面的な活用

  • ①ドローンによる3次元測量

    ① ドローンによる3次元測量

    空からの視点で、迅速かつ高精度な地形把握を実現
    ドローンを用いた写真測量により、広範囲を短時間でカバーし、面的かつ高密度な3次元測量を実施します。従来の地上測量に比べて効率が大幅に向上し、地形データの取得精度も高いため、設計・施工の各段階で有効に活用されています。

  • ②3次元測量データによる設計・施工計画

    ② 3次元測量データによる設計・施工計画

    データに基づく合理的な計画立案で、精度と効率を両立
    ドローンなどで取得した3次元測量データ(現況地形)と設計図面を比較することで、切土・盛土などの施工量を自動で算出します。これにより、施工計画の精度が向上し、資材の過不足や作業工数の無駄を抑えることが可能になります。

  • ③ICT建設機械による施工

    ③ ICT建設機械による施工

    自動制御で精度・効率・安全性を高める次世代の施工スタイル
    3次元設計データを活用し、ICT建設機械(油圧ショベルやブルドーザー等)を自動制御することで、高精度な施工を実現します。これにより作業の均一化や省人化が可能になり、品質向上とともに施工時間の短縮、労働負荷の軽減、安全性の向上にもつながります。
    建設現場におけるIoTの実装により、デジタル化とスマート化が進み、現場全体の生産性が飛躍的に向上します。

  • ④検査の省力化

    ④ 検査の省力化

    デジタルデータ活用で、検査業務をスリム化
    ドローンによる3次元測量データを活用することで、従来必要とされていた出来形管理書類の作成が不要となり、検査にかかる手間を大幅に削減できます。これにより、検査項目も約半数に削減され、省力化と効率化を同時に実現します。
    ICTを取り入れたスマートな現場運営により、技術者の負担軽減と作業時間の短縮が可能になります。

ドローン活用で実現する安全・効率・高精度施工

橋本組では、最先端のドローン技術を積極的に導入し、施工現場の安全性向上・作業効率化・技術レベルの進化を同時に実現しています。
従来の人手による測量に代わり、ドローンによる空中からの3次元測量を実施することで、広範囲かつ高密度なデータ取得が短時間で可能に。これにより、現場作業のリスクを軽減しながら、設計・施工計画の高精度化を実現しています。
また、得られた測量データはICT建設機械の自動制御にも活用され、無駄のないスマートな施工を実現。施工の見える化や、出来形管理の自動化によって、検査業務の省力化にもつながっています。
ドローンを駆使した次世代の現場運営により、橋本組は「安全・効率・高品質」を兼ね備えた建設現場をつくり続けています。

UAV測量

ドローンによる新しい測量で、現場の効率と精度を革新

UAV(無人航空機)測量は、国土交通省が推進する「i-Construction」において推奨されている革新的な測量手法です。ドローンで空撮した写真から3Dモデルを生成し、そのデータを用いて測量を行うことで、従来の地上測量とは異なる次元の効率と精度を実現します。
この手法では、従来数日を要していた現地調査を、わずか数時間で完了できる場合もあり、大幅な作業時間の短縮が可能です。さらに、取得できる測量ポイントの数は従来より格段に多く、より詳細で正確な地形データが得られます。
生成された3次元点群データやオルソ画像により、現地の様子をリアルに把握でき、現況と設計図面との比較もスムーズに。これにより、判断の迅速化・施工の効率化・工期の短縮・コスト削減、そして何より現場の安全性向上につながります。
橋本組は、UAV測量を通じて、次世代の土木施工現場をリードしています。

GNSS測量

安定した測量精度で、現場の効率と品質を同時に向上

GNSS(全地球航法衛星システム)測量は、人工衛星を利用して位置情報を高精度に取得する最新の測量技術です。現場での複雑な測量計算を大幅に省略できるため、作業負担の軽減と業務効率化が図れます。
さらに、天候や周囲の障害物の影響を受けにくいため、施工中の測量ミスを未然に防ぎ、常に安定した精度で作業を進めることが可能です。
この結果、施工品質の向上、工期の短縮、コスト削減といった多くのメリットをもたらし、現場全体のパフォーマンスを引き上げます。橋本組では、こうした先進技術を積極的に導入し、精度と信頼性の高い施工を実現しています。

水中ドローン

見えなかった水中の“今”をリアルタイムで把握

橋本組では、水中ドローンを活用し、水中施工の出来栄え確認を高精度で行っています。水中カメラでは把握しきれなかった細部も、ドローンによるリアルタイム映像で正確に視認可能となり、従来の検査を大きく進化させています。
各工程の検査においても、水中の状況をその場で確認できる管理体制を確立しており、透明性の高い施工管理と品質保証を実現しています。
視認性・即時性・記録性を兼ね備えた水中ドローンの導入により、安全性の向上と検査業務の省力化を両立し、より確かな港湾・水中構造物の施工を支えています。

橋本組の品質管理

徹底した検査体制と独自基準で、高品質を追求

橋本組では、安全管理と並び、品質管理を企業の最重要課題の一つとして位置づけ、全社をあげて取り組んでいます。
施工中には、段階検査・中間検査・社内竣工検査など、多岐にわたる検査・試験を実施し、品質の確保を徹底。これらに加えて、現場から独立した専任部署が品質管理を担当する体制を整え、客観性と信頼性のあるチェック機能を発揮しています。
また、国際規格であるISO9001の品質基準に準拠するだけでなく、これまで培ってきた現場の知見や経験をもとに、当社独自の品質基準を策定。こうした多層的な品質管理体制により、お客様にご満足いただける「確かな品質」と「最大の成果」をお届けすることを目指しています。

安全管理

無事故・無災害・無苦情を徹底して目指す、安全最優先の現場運営

橋本組では、「無事故・無災害・無苦情」を基本理念とし、すべての工事において安全最優先の姿勢で取り組んでいます。
現場ごとのリスクを事前に洗い出し、計画段階から安全対策を組み込むことで、事故の芽を未然に摘む体制を確立。さらに、定期的な安全教育や現場巡回、KY(危険予知)活動を通じて、社員・協力会社全体で安全意識の徹底を図っています。
一人ひとりが「安全を守る主役」として責任を持ち、安心して働ける現場環境づくりを推進しています。

  • 安全指導員による安全衛生パトロール

    安全指導員による安全衛生パトロール

    現場の“危険の芽”を見逃さず、安全文化の定着へ
    橋本組では、安全指導員による安全衛生・環境パトロールを毎月定期的に実施しています。作業所を巡回し、現場に潜むリスクや不安全行動を早期に発見・是正することで、事故や災害の未然防止に努めています。 現場での指導は、単なるチェックにとどまらず、安全に対する意識の共有と改善行動の定着を重視。作業に関わるすべての人が「自分たちの現場は自分たちで守る」という意識を持ち、ゼロ災害の達成を目指して日々取り組んでいます。 安全は一人の努力ではなく、全員の協力で成り立つという考えのもと、橋本組は全社を挙げて安全管理を徹底しています。

  • 安全衛生委員会の設置

    安全衛生委員会の設置

    健康と安全を守り、働きやすさとパフォーマンスの向上へ
    橋本組では、すべての従業員が安心して働ける職場環境の実現を目指し、安全衛生委員会を設置しています。委員会では、労働災害の未然防止や作業環境の改善、健康管理体制の強化などをテーマに、定期的な協議と現場へのフィードバックを実施。 現場の声を積極的に反映しながら、安全・衛生に関する取り組みを継続的に強化することで、従業員一人ひとりが高いパフォーマンスを発揮できる環境づくりに努めています。 心身ともに健やかに働ける職場が、良い仕事と信頼される品質につながる——それが橋本組の考える“安全衛生活動”です。

  • 「株式会社橋本組・株式会社橋本組橋友会」安全大会の開催

    「株式会社橋本組・株式会社橋本組橋友会」安全大会の開催

    協力業者とともに、安全意識の共有とさらなる安全文化の定着へ
    橋本組では、協力業者の皆様をお招きし、株式会社橋本組・株式会社橋本組橋友会の共催による安全大会を毎年開催しています。この大会は、安全衛生に関する意識の統一を図るとともに、当年度における安全への取り組み方針を、当社および協力会社全体で確認・共有する重要な場となっています。 大会では、過去の事例紹介や安全功労者の表彰、安全講話などを通じて、現場での安全行動の徹底とリスク感度の向上を目指します。 また、日常の現場では「危険予知活動(KY活動)」や「ヒヤリハット活動」を積極的に実施し、潜在的なリスクの洗い出しと、異変・気づきを基にした具体的な対策を講じることで、事故・災害の未然防止に取り組んでいます。 協力会社との連携を強化し、全員が一丸となって「安全第一」の現場づくりを推進しています。

最新技術を活用した現場の安全対策

目に見える安全、守り抜く技術

橋本組では、建設現場における事故防止・過積載防止・運搬の見える化といった課題に対し、最新技術の導入による多面的な安全対策を進めています。
  • 事故防止対策として、バックホウ(0.7級)バックセンサーを導入

    事故防止:バックホウへのバックセンサー導入


    バックホウ(0.7級)にはバックセンサーを搭載。検知エリアや停止制御エリアに人が入ると、モニター上にマーカーを表示し、同時にブザーが鳴動。オペレーターに即時の注意喚起を行うことで、接触事故の未然防止を図っています。

  • 過積載防止対策として、バケットスケール・トラックスケールを導入

    過積載防止:バケットスケール・トラックスケールの活用


    橋本組では、過積載による車両トラブルの防止に向けて、バケットスケールとトラックスケールを活用した二重の重量チェック体制を整えています。 まず、積込みの際には「バケットスケール(LOADEX100)」により、その場で積載重量をリアルタイムに確認し、一次対策として適切な積載量の管理を行います。続いて、出発前には「トラックスケール(簡易重量計)」を用いて車両全体の重量を再確認することで、二次対策として過積載の最終確認を実施しています。 このように現場段階から確実な重量管理を徹底することで、過積載による輸送時のトラブルや事故のリスクを未然に防ぎ、安全性の高い現場運営を実現しています。

  • 運搬の見える化として、建設車両運行管理システムの導入

    運搬の見える化:建設車両運行管理システム

    建設車両の「現在位置」や「走行経路」などをリアルタイムで把握できる運行管理システムを導入。これにより、運行中の危険運転の抑止や安全運転の支援が可能になり、輸送全体の安全と効率を両立させています。