東日本大震災における橋本組の取組み

当社は東日本大震災の翌年2012年6月から東北復興支援事業を開始し、宮城県南三陸町、気仙沼市、石巻市を中心に48か所で震災復興工事を行いました。
当時、技術者・労働者が不足していた東北地方に橋本組はスピードが求められる復興の一助となるため、「株式会社橋本組 東北支店」を設立し、防潮堤や被災した漁港関連施設の整備に10年6ヶ月に渡り取り組みました。10年間で派遣された社員は延べ185名になります。
また、確実に地元の支援になるために、現地に派遣する社員には、半額を地元で使うことを条件にした「復興支援手当」を10万円支給しました。これまでに総額1億6,800万円以上が宮城県内で消費されました。

東北復興工事現場の社員

2012年3月 橋本組の決意

株式会社橋本組東北支店設立趣意書

東日本大震災から一年が経過しようとしているにもかかわらず、未だ復興の槌音は、東北の地から聞こえてはこない。
全国から義援金が募られ、多くの激励や支援が行われてはいるものの、東北地方の現状は、震災の日から大きく変わってはいない。
これが、現実である。

日本に住む、同じ日本人として、我々ができることは何か?
今、最も東北地方に求められていることは、社会資本の早急なる整備である。
ところが、莫大な整備費が予算化されたにもかかわらず、技術者や労働者の不足により、入札参加者が皆無の案件が続出するなどして、工事の着手すらままならない状況が続いている。
東北地方では、技術者の絶対数、労働調達力が不足している。
それに対し、我々には、技術面、調達面において、その力を発揮できる人材がいる。
よって、我々橋本組は、スピードが求められる復興の一助となるため、10年間を目途に、東北地方での活動を行うこととする。
そして、そこで得られた利益を社会還元することを旨とし、東北のみならず、我が国の経済循環の一翼を担う。

以上の趣意を鑑み、我々が有する経営資源である人材、技術力、調達力を動員して、東北地方復興の一助となるべく、ここに株式会社橋本組東北支店の設立を宣言する。

株式会社橋本組
代表取締役 橋本勝策

復興支援の場所

工事施工箇所

気仙沼市
No.工事名
1大川河川災害復旧工事(その4)
2松岩漁港片浜防潮堤外災害復旧工事
3波路上漁港 波路上防潮堤外災害復旧(その1)工事
4波路上漁港長磯七半沢防潮堤災害復旧(その1)工事
5波路上漁港長磯七半沢防潮堤災害復旧(その2)工事
6波路上漁港長磯浜防潮堤外災害復旧工事
7波路上漁港波路上海岸防波堤災害復旧工事
8波路上漁港波路上海岸防波堤災害復旧(その1)工事
9波路上漁港波路上桟橋外災害復旧工事
10波路上漁港波路上防潮堤外災害復旧(その2)工事
11崎野林地荒廃防止施設災害復旧工事
12波路上漁港 崎野護岸外災害復旧工事
13登米沢地区海岸堤防工事
14中島地区海岸災害復旧工事(その3)
南三陸町
No.工事名
15港漁港海岸防波堤災害復旧工事
16田浦漁港港3号防波堤船揚場復旧工事
17田浦漁港海岸防潮堤災害復旧等工事
18ばなな漁港海岸防潮堤災害復旧等工事
19泊(歌津)漁港 泊船揚場外災害復旧工事
20H24泊(歌津)漁港泊防波堤外災害復旧工事
21H25泊(歌津)漁港泊防波堤外災害復旧工事
22泊(歌津)漁港大沼防潮堤災害復旧工事
23泊(歌津)漁港大沼防潮堤災害復旧工事(その3)
24長須賀地区海岸外災害復旧工事
25長須賀地林地荒廃防止施設災害復旧工事
26稲渕外防災林造成工事
27館浜地区海岸外災害復旧工事
28伊里前漁港伊里前外防潮堤災害復旧工事
29伊里前漁港伊里前物揚場外災害復旧工事
30伊里前漁港第2号防波堤災害復旧工事
31伊里前漁港第2号防波堤外災害復旧工事
32韮浜漁港海岸防潮堤災害復旧等工事
33曙橋(下部工)工事
34志津川漁港港町防潮堤災害復旧(その1)工事
35志津川漁港港町防潮堤災害復旧(その2)工事
36志津川漁港岸壁外災害復旧工事
37志津川漁港南防波堤外災害復旧工事
38志津川漁港松原防潮堤外災害復旧工事
39志津川漁港松原防潮堤災害復旧(その2)工事
40志津川漁港林護岸外災害復旧工事
41志津川漁港林船揚場災害復旧工事
42波伝谷漁港戸倉防波堤A外災害復旧工事
43波伝谷漁港戸倉護岸A外災害復旧工事
44波伝谷漁港波伝谷防潮堤外災害復旧(その2)工事
45波伝谷漁港波伝谷防潮堤外災害復旧(その3)工事