国際協力機構(JICA)と「中小企業・SDGs ビジネス支援事業」において、業務委託契約のもと、ベトナム現地にて行政機関をお招きしてセミナーを実施しました。

株式会社小澤土木(静岡県浜松市、小澤智久代表取締役)・株式会社橋本組(静岡県焼津市、橋本真典代表取締役)共同企業体(以下、共同企業体)と国際協力機構(JICA)は、2021年12月より業務委託契約のもと、「ベトナム国サイレントパイラーを用いた圧入工法(注)によるアースダム・堤防の防災技術に関する案件化調査」を実施してきました。
「サイレントパイラーを用いた圧入工法」のベトナムでの展開可能性を探るため、共同企業体は、これまで約10か月間にわたってベトナムにおける貯水池・ダム湖の漏水対策工事の需要や施工技術の現地適合性、及びビジネス展開計画の策定などの調査を実施してきましたが、その集大成として、2022年10月14日にベトナムのバッカン省にて、現地の行政機関である農業農村開発省(MARD)の行政官や地方省など総勢110名あまりの参加を得て最終セミナーを実施しました。セミナーでは、「サイレントパイラーを用いた圧入工法」の概要説明や日本や第三国での類似工事案件事例などに関する動画の上映のほか、調査の一部を担って頂いた日本の大学教授、及び現地の大学教授による調査結果報告などを行いました。

(注)サイレントパイラーとは、㈱技研製作所が 1975 年に世界で初めて実用化した圧入工法の施工機械(油圧式杭圧入引抜機)。また、「サイレントパイラーを用いた圧入工法」とは、既製杭設置方法の一つであり、既に地中に押し込まれた杭を数本つかみ、その引抜抵抗力を反力として次の杭を油圧による静荷重で地中に押し込んでいく工法。

【参考】
国際協力機構(JICA)中部センタープレスリリース (2022年10月27日)

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