【2025年大阪万博】橋本組社長が語る「ハンガリーパビリオン建設」3つの困難と乗り越えた理由

橋本社長インタビュー

2025年大阪・関西万博で注目されるハンガリーパビリオン。その建設を担ったのが、地方の建設会社・橋本組です。今回のスタッフブログでは、プロジェクトの舞台裏と、社長が直面した課題、そしてそれをどう乗り越えていったのかを動画でご紹介しています。

建設の壁「3つの課題」

社長が語った最初の壁は、プロジェクトリーダーの不在でした。国際的な建設プロジェクトを牽引する人材が社内におらず、人材確保からのスタートでした。

次に立ちはだかったのは、言語の壁。設計図はすべてハンガリー語で書かれており、日本語での施工に変換するまでに多大な労力が予想されました。

そして3つ目は、静岡と大阪というエリアをまたいだ職人の確保と調整。全国から信頼できる人材をどう集め、チームとして動いていけるかが大きな課題でした。

出会いとテクノロジーの力で乗り越えた

そんな中、偶然の出会いで福島第一原発でプロジェクトマネージャーを務めた「浅村さん」と出会い、即座にこの人物こそ適任だと確信。説得の末、プロジェクトリーダーに就任してもらうことができました。

また、言語の壁は生成AIが救世主に。AIの進化により、PDFの設計図を読み込むだけでハンガリー語から日本語への自動翻訳が可能になり、作業効率が大幅に向上しました。

職人の手配についても、「友達の友達はみんな友達」というネットワークを活かし、人と人とのつながりで信頼できるチームを結成。最終的には現場スタッフ全員で打ち上げを行うほど、強い絆が生まれました。

万博参加の原動力は「原体験」

「1970年の大阪万博を実際に見た体験が、今の自分を形作った」。そう語る社長の目には、当時の感動が今も焼き付いています。その体験を、今度は次の世代に渡したい、その思いが、今回の挑戦の原点でした。

チームの力で“できる”を証明したい

橋本組が伝えたいのは、「地方の建設会社でも、大きな国際プロジェクトに挑戦できる」というメッセージ。地域に根ざした企業であっても、信念とチーム力があれば不可能はない。この経験が、他の企業のチャレンジ精神を後押しするきっかけになればと、社長は語ります。

 

動画では、社長のリアルな声と現場の空気感をお届けしています。ぜひご覧ください!

 

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